読書記録 ストライク・ザ・ブラッド4

ややネタバレはいります。

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読書記録 華竜の宮

華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

苛烈な現実と未来と戦う、海洋SF。
葛藤や無力さを感じながらも、信念を持って戦い続ける、登場人物たちが実にかっこいい。
2段組、600ページ近いというボリュームがありながら、最後には読み終えてしまう寂しさを感じるほどでした。

作中に“アシスタント知性体”という存在が出てくるのですが、こういったものが現実に現れる日は来るのですかねー。
人と共生する、人口知性体というのは非常に魅力的で、面白いですね。

読書記録 少年検閲官

少年検閲官 (ミステリ・フロンティア)

少年検閲官 (ミステリ・フロンティア)

なんとなく、ミステリが読みたくなったので手に取った一冊。
ミステリというか本が焚書により失われた世界で起こる、事件。
その不思議な世界に引き込まれていき、さっくり読めました。
それにしても解決編では驚きました。基本、ミステリを読むときもまともにトリックがわかることは滅多にないのですが、びっくりするような流れでした。
それでも読んでみれば、なるほど、納得だったのですが。

読書記録 マギカロギア・リプレイ 幻惑のノスタルジア

過越大夢の過去を描く大河リプレイ。面白いという評判は聞いていたのだけども、積本の中にあって、ようやっと読めました。
いやはや、面白かった!

シノビガミや、マギカロギアはある程度、不明な情報が残る状態で話が進むわけですよ。
それがむしろ、印象的な方向へ物語を転がしてゆく。
マギカロギアは機会がなくて、まだ遊んだことがないんですよね。ああ、気になる。

読書記録 シノビガミ龍

シノビガミのリプレイは、どれもが驚きの展開で面白いのですが、これものその例に漏れずすさまじく面白かったです。
GMがどんどん送り込む策謀をそれぞれの事情の中PCたちが反目したり協力したりして超えていく。いやはや、ページをめくる手が止まりませんでした。
シノビガミ遊びたいですねえ。TRPGの中ではボードゲームよりだと思うので、ボドゲ仲間と遊んでみるのもいいのかも。

読書記録 木挽町月光夜咄

木挽町月光夜咄

木挽町月光夜咄

大好きな作家にして、クラフトエヴィング商會の一人、吉田篤弘さんのエッセイ。
1週間くらいかけてじっくり読み進めたのですが、どれもこれも趣向が違って面白く。
笑ったり、しんみりしたり、考えたり。
氏の小説の世界観にも通じる、何か空気を感じるエッセイでした。まあ、エッセイはほとんど読んだことがないはずなので、エッセイがなんたるものか分かってはいないのですが。
震災の話を、ちょうど一年後に読んで、いろいろ考えさせられました。
なんというか、ちゃんと受け止めておかないといかんね。