読書記録 華竜の宮

華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

苛烈な現実と未来と戦う、海洋SF。
葛藤や無力さを感じながらも、信念を持って戦い続ける、登場人物たちが実にかっこいい。
2段組、600ページ近いというボリュームがありながら、最後には読み終えてしまう寂しさを感じるほどでした。

作中に“アシスタント知性体”という存在が出てくるのですが、こういったものが現実に現れる日は来るのですかねー。
人と共生する、人口知性体というのは非常に魅力的で、面白いですね。